さいとう内科小児科クリニック

神奈川県藤沢市辻堂元町4丁目7-21

お問い合わせ:0466-30-3500

信頼の元、安心して受診して頂けるような診療を目指して

アレルギー舌下免疫療法

一般的なアレルギー疾患の治療法は、症状を抑えるような治療が主体となっているため、薬をずっと飲まなくてはなりません。アレルギー免疫療法は、減感作療法とも言い、アレルギーの原因である「アレルゲン」を少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげていきます。根本的な体質改善も期待できます。注射と舌下投与などがありますが、当院では舌下療法を行なっております。

対象

花粉症、アレルギー性鼻炎の診断がついていて、ダニまたはスギ花粉が原因である場合

受けられない方
  • 重度の気管支喘息の方、悪性腫瘍や免疫系の病気のある方
要注意の方
  • 過去にアレルギー免疫療法で副作用を起こしたことのある方
  • 65歳以上の方、妊婦・授乳中の方
  • 口腔内に傷や炎症のある方
  • 重度の心疾患・高血圧・肺疾患のある方、非選択的β遮断薬、抗うつ薬、モノアミンオキシダーゼ阻害薬を服用中の方。
開始時期

スギ花粉症の場合は、飛散時期には開始できないため、10月頃までに開始することが必要です。ダニアレルギーの場合は年間を通して開始できます。

治療期間

3?5年程度

効果

およそ80%の人に効果があり、そのうち20%の人は症状が出なくなり、残りの60%の人も症状の改善を認めています。ただ、20%ほどの方には効果が認められませんでした。 治療開始後数ヶ月で症状が徐々に減っていくことが期待でき、症状を抑えるための薬の使用量も減らすことができますが、3?5年は続けることが推奨されています。治療終了後も長期間治癒が続くことも期待できますが、加療中止後に再燃することもあります。

治療手順
  1. 【初回受診】お電話でご予約ください。(小児科のお子さんはweb予約可)
    問診とアレルゲンの検査をを行います。(これまでに検査済みであれば、結果を持参してください)
  2. 【2回目の受診】血液検査の結果説明、アレルギー舌下免疫療法の説明を行い、舌下投与を開始します。初めての舌下治療は、院内で投与を行い、アレルギー反応が起きないことを確認するため、30分間院内で様子を見ます。
  3. 【3回目の受診】投与1週間以内に再診して下さい。
    投与時のトラブルを確認し、薬の増量を行います。
  4. その後は1ヶ月おきに受診して、投薬の継続や副反応の確認を行います。
    一般的には3~5年間の継続が推奨されます。
副作用

現在までに報告されている副作用は下記の軽微なもののみですが、アナフィラキシーショックが発生する可能性は否定できません。
例)口内炎・舌の腫れ・口腔内の痒み・不快感、唇の腫れ、喉の痒み・不快感、頭痛、耳の痒みなど

アレルギー舌下免疫療法をご希望の方は、まずは電話にてご予約下さい。

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